この度、KASAKU代表が「第1回全国AIプロンプトエンジニアリングコンテスト2024」において優秀賞を受賞いたしました。本コンテストは、AI技術の実用的な活用とプロンプトエンジニアリングの発展を目的として開催され、全国から400名を超える参加者が集まりました。
コンテスト概要
本コンテストは、AI技術協会が主催する国内最大規模のプロンプトエンジニアリング競技大会です。参加者は以下の3つの部門で技術力を競いました:
- ビジネス活用部門 - 実際の業務課題に対するAI活用提案
- 技術革新部門 - 新しいプロンプト技術の開発・提案
- 社会貢献部門 - 社会課題解決に向けたAI活用アイデア
受賞作品について
今回優秀賞をいただいた作品は、「福祉施設における多言語対応AIケアプランニングシステム」です。
「外国人利用者の増加に伴い、言語の壁がケアの質に影響を与える課題に着目しました。AI技術を活用して、文化的背景を考慮したケアプランの自動生成システムを提案しました。」
- KASAKU代表 受賞コメントより
システムの特徴
- 15言語に対応した多言語ケアプランの自動生成
- 文化的背景を考慮した個別ケア提案機能
- 家族・本人との多言語コミュニケーション支援
- 医療・介護記録の自動翻訳・要約機能
審査員評価
審査委員会からは以下のような高い評価をいただきました:
「技術的な完成度の高さもさることながら、現実的な社会課題に対する深い洞察と、実装可能性を重視した設計思想が素晴らしい。特に、単なる翻訳機能にとどまらず、文化的配慮を含めた包括的なケアシステムを提案している点が評価に値する。」
- 審査委員長 コメントより
今後の展開
本受賞作品については、実際の福祉施設での実装に向けた検討を開始しています。
実証実験の予定
2024年春より、愛知県内の複数の福祉施設において実証実験を予定しています。外国人利用者の多い施設と連携し、システムの実用性と効果を検証します。
他分野への応用
今回開発したプロンプト技術は、福祉分野以外にも応用可能です:
- 医療分野 - 多言語対応の診療支援システム
- 教育分野 - 外国人児童・生徒向け学習支援システム
- 観光業 - 文化的配慮を含む多言語接客支援システム
プロンプトエンジニアリングの重要性
今回のコンテスト参加を通じて、プロンプトエンジニアリングの社会的意義を改めて実感しました。
AI技術が急速に普及する中で、その能力を最大限に引き出すプロンプト技術は、単なる技術手法を超えて、社会課題解決のための重要なツールとなっています。
KASAKUの取り組み
私たちは「AIをすべての人に」という理念のもと、プロンプトエンジニアリング技術を通じて:
- 言語や文化の壁を越えたコミュニケーションの実現
- 誰もが使いやすいAIシステムの開発
- 社会全体のDXを支える技術基盤の構築
これらの目標に向けて、今後も技術開発と実装に取り組んでまいります。
コンテスト参加者・関係者の皆様へ
今回のコンテストでは、多くの優秀な作品と出会うことができ、プロンプトエンジニアリング分野の可能性の広さを実感しました。
参加者の皆様の創意工夫あふれるアイデアは、AI技術の未来を示すものばかりでした。今回の受賞を機に、より一層の技術向上と社会貢献に努め、皆様と切磋琢磨しながら業界全体の発展に貢献したいと考えています。
運営関係者の皆様には、このような貴重な機会を提供していただき、心より感謝申し上げます。